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Bacchus Twenty-Four Alder '05 Fodera Circuit

  • アルダー・ボディー
  • ソリッド・ブルー仕上げ(マッチング・ヘッド)
  • メイプル・ネック
  • ローズウッド指板
  • 34inchスケール 24フレット
  • ブリッジ BACCHUS DB
  • ペグ GOTOH GB7
  • ピックアップ HMC JB-ALV w/ウッドカバー
  • プリアンプ Fodera Custom Circuit
  • マスター・ボリューム/マスター・トーン
  • ピックアップ・バランサー
  • トレブル/ミドル/ベース
  • プリアンプon/offスイッチ
  • スタンバイ・スイッチ

 



'05年購入。

Bacchusは、良心的で優れた楽器を作るDEVISERのブランド(長野県松本市内)である。
このベースも優れたスペックを持ちながら、信じられない様な安価で発売された。
山野楽器サウンドクルー吉祥寺に入荷したので、早速弾いてみた。

もうビックリする他はなかった。
素直に反応する出音は中域に張りがあり、存在感のある素晴らしい音色。
立ち上がりのレスポンスも良く、音の伸びも切れも心地良い。
弾き易く、音をコントロールし易い。
超軽量の小振りなボディーはとてもバランスが良く、ストレスを感じさせない。
色もオモチャっぽくてちょっと面白い。

 

店を訪れる度に何度も試奏した。
その度に「信じられないくらい良いね~!!」を連発しながら弾き捲った。
同社の同種類の他のベースと比べても、圧倒的にこの個体の出来が良かった。
それでも、変な話だが、あまりに安いのでイマイチ手が出なかった。

何故か一年近くたっても売れずに残っていた。
よく見ると、私が弾いた爪の傷跡が残り始めていた。
「これは買わなければいかんな…」
と思い、買う事にした。



オリジナルのプリアンプの効き方が気に入らなかったので、Foderaの3バンド・イコライザー・タイプのサーキットと丸ごと交換する事にした。
これがまた大正解の大当たりだった。
音色に深みが加わり、とても安いベースとは思えない出音になった。
改造費と合計しても十万円台のベースだが、下手をすると百何十万円のベースより良い音かもしれない。(どうしよう…(^^;))

 

しかしいくら素晴しいベースでも、さすがに表舞台に出る機会は無かった。
私は本番用と練習用のベースを使い分けるわけではないから、なかなか使うタイミングが来ない。
一時は気安く〔飲み会専用ベース〕にしようか… 等と可哀想な格付けをされそうだった。

 

 

私は年に何回か、妻の神戸の実家に行く。
特に年の暮れから年明けまでは、一週間くらいはいつもそこで過す。

お義父さんの趣味でその家には元々、ピアノ、アコースティックギター、アルト・サックス、トランペット、三線、一期一会、等々色々と楽器が置いてあるのだが、ベースとアンプが無かった。

そこで'08年から、このベースは神戸の実家に置く事にした。

'08年から'09年の年越し、このベースは大活躍した。
使う程に良い音になって来る。
やはり本当に良いベースである。

今はこのベースは神戸の家族と一緒に、私たちの帰りを首を長くして待っているのである。
私も楽しみである。

 

 

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copyright Nakamura Baijaku
http://www.baijaku.com

Baijaku Nakamura

actor, bassist & composer